ヤマカの漆製品について


ヤマカは、さまざまな素材、多彩な演出で、
あらゆるニーズにお応えします!

ヤマカは仏壇製作において、伝統的な木材はもちろん、数多くの素材をご用意しております。これは弊社の強みであり、長年に渡って培って来た弊社のプライドでもあります。仏壇製作ならヤマカへ――――。

Yamaka Draw®

【スペシャルコンテンツ】
仏壇の七職(ななしょく)

仏壇は主に7つの工程を経て完成となります。ヤマカはそのすべての工程をトータルにカバーできるよう、高い技術力を誇る伝統工芸の「匠」たちとのネットワークを築き上げております。

7つの工程(七職)を簡潔にまとめました。ぜひご覧ください。

→仏壇の七職(ななしょく)はこちら

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【会社案内】2017年版です。

<英文>yamaka_kaishaannnai_E <和文>yamaka_kaishaannnai_J

素材としての「漆」

漆(イメージ)

  1. うるしは、漆の木から採取した樹液を精製加工した自然や人体にやさしい天然素材です。
  2. 拭き漆とは、摺り漆ともいい、塗り仕上げての中で最も基本的で、かつ簡単な塗り方の一つです。素材自体の持つ美しさを十分に引き出す事のできる日本古来のうるし塗装です。
  3. 漆の特性
    ●耐水耐湿伸縮性がある
    ●自然環境にやさしい
    ●対酸性薬品に強い
    ●表面硬度が高い

そもそも漆(うるし)とは?


『うるし』と聞くとどのような物と考えますか?
漆は、『漆の木』・『漆の樹液』・『漆塗りの物』に大別されますが一括して『うるし』といい、秋には美しく紅葉するもの・かぶれるものというのが一般的な見方です。しかし、最近では漆による抗菌性にも注目されています。
本来、漆は漆の木(漆属植物に属する)にキズをつけた時に分泌される樹液のことをいいます。
漆の生産地は、日本、中国、韓国、ベトナム、タイの東南アジア諸国(現状、大半が中国産)です。
漆の定義は、次の通りです。

  1. ウルシ科ウルシ属植物の樹皮に傷を付けたとき、油中水滴形のエマルジョンで分泌する樹液で、常温で乾燥硬化するものをいう。
  2. その主成分の化学構造が、カテコールの3の位置にC15、C17または、4の位置にC17の直鎖アルケニル基が付いたもので他に、水分・水溶性多糖類(ゴム質)・糖タンパク(含窒素物)及び少量のラッカーゼで構成されるものをいう。
  3. 乾燥構造が焼き付けなどの人的なものを除いて、常温のもとで初期において酵素ラッカーゼの働きにおいて乾燥するものをいう。
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漆塗り用備品・彩色用具(仏壇備品・油性商品)

下地、中塗り、上塗り、仕上げ塗り用にお使い頂ける天然漆を各種ご用意しております。
また、漆に関連する商品も多数取り揃えております

◆ 生うるし
  •  生漆      … 下地・摺り漆用
  • 伊勢早漆(唐木用)… 唐木・摺り漆用
  • 伊勢早漆(呂色用)… 呂色磨き・摺り漆用
  •  箔押漆     … 金箔押し用
◆ 黒目うるし
  •  黒漆      … 下地・中塗り・上塗り・仕上げ塗り用
  •  透漆      … 中塗り・上塗り・仕上げ塗り用
◆ その他

漆塗りに関する備品及び油性塗料、彩色塗料を多数取り揃えております。

 

各種備品材料

仏神寺、仏壇、納骨壇等に代表される宗教用具製品の製造過程に役立つ各種材料の代表的な備品をラインナップ!
ヤマカ 仏壇備品(PDFパンフレット)はこちら ↓

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天然うるし&油性塗料

これらの油性塗料は、光沢や平滑性肉持ちに優れた吹付け塗料です。保護塗料は、表面に薄い強靭な塗膜を形成するため、汚れ・キズに強く、集客施設における設置品の塗装に最適です。

ヤマカ 油性商品(PDFパンフレット)はこちら ↓

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気になる『漆かぶれ』の対策と予防

初めて漆塗りをする方にとって一番心配なのは、『かぶれ』だと思います。
直接皮膚に漆が付かなければかぶれる心配はありませんが、まれに体質的・精神的に合わない方がおられますので注意が必要です。
予防策としては、肌を覆うような服装(長袖・長スラックス)とゴム手袋等をしようして作業をすることです。
万一かぶれても、腫れ自体は転移せず4~5日で完治します。

漆(うるし)の抗菌性について

漆の用途は、塗料にほぼ限定されていますが、昔から『漆塗り』の重箱に入れた『おせち料理』は傷みにくい、漆塗りのタンスには虫がつかない、などと 言われており、漆には素材の保護、美観を与えるといった塗料本来の目的以外の機能性の保持が予想される。しかし、実際には漆の抗菌性、防虫性の効果につい てはよくわかっていない。そこで、ウルシオールの構造がフェノール系の抗菌剤の構造に似ているという事にも注目して、漆の抗菌性について試験を行った。

試験結果は下記の表の通り…

(フィルム密着法による黄色ブドウ球菌に対する漆塗膜の抗菌性試験結果)

試 料
生 菌 数
接種時
24時間後
減菌率(%)
日本産
4.3×104
<1.0×102
100
城口産
<1.0×102
100
毛ぽ産
<1.0×102
100
畢節産
<1.0×102
100
ベトナム産
5.4×102

試験の結果、漆塗膜の黄色ブドウ球菌に対する抗菌効果が認められ漆の粉末化によって他素材への複合が容易になった。

仏神寺&仏壇内部備品

<金彩紙>
◇中金無地に多彩な菜食をシルク印刷を施した高級感あるふれる商品です。
◇寺院用の修復や建立にお使いいただける施工メリットを考慮した商品です。
<蒔絵シール>
◇簡単に高級感あふれる蒔絵を演出できます。
◇蓮、山水、花鳥、唐草etc…多数種類をご用意しております。
◇A3サイズのシートに各蒔絵を描いております。

ヤマカ 仏神寺&仏壇内部備品(PDFパンフレット)はこちら ↓

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ヤマカ 金彩色の絵付けサイズ(PDFパンフレット)はこちら ↓

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ヤマカ 金彩紙 (PDFパンフレット)はこちら ↓

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ヤマカ 花丸 (PDFパンフレット)はこちら ↓

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拭き漆に挑戦

■拭き漆(摺り漆)とは…

拭き漆または、摺り漆ともいいます。
漆塗り仕上げの中では最も基本的で、かつ簡単な塗り方の1つです。
素材自体の持つ美しさを充分に引き出すことのできる日本古来の漆仕上げ方法です。

有限会社ヤマカの『拭き漆』納入事例…  

◆ まずは一度、拭き漆に挑戦してみましょう!

■材料・用具一覧

(材料)
生漆・手洗用溶剤(テレピン油等)・着色用顔料(必要な場合)
(用具)
ゴムベラ(又は木ベラ)・拭取り用布・タンポを数個・ゴム手袋・空研ペパー(#120~#240・#600~#800)を各数枚程度
耐水ペパー(#1000~#1200)を各数枚程度
(漆風呂の環境)
温度20度C・湿度70%を目安としてください。

■拭き漆の手順
(イ)素地の調整工程

素地肌を整えるため#120~#240程度の空研ペパーで研磨を行います。
研磨後の粉等は、布できれいに拭き取ってください。
ワックス・ロウ等がコーディングされている素地は、漆をはじいてしまいますので空研ペパー等できれいに研磨してください。

(イ-1)目止めを行う場合
素地自体が漆を吸い込みすぎて、色合い・艶等が好みの状態に仕上がらない場合に目止めを行います。一般的には、漆が染込めばより丈夫な素地が出来上がるため目止めは行いません。
(イ-2) 着色を行う場合
着色は、松煙・弁柄等の顔料と柿渋を適量混ぜ合わせて着色剤とし筋替刷毛で素地に2回程度塗布します。
紅着色の場合はローダミンを、黄着色の場合はオーラミンを1%程度の水溶液にして使用するとよいでしょう。

(ロ)拭き漆(摺り漆)工程

素地表面に生漆を落としゴムベラ・木ベラ等で薄くのばします。
綿布(絹布・ナイロン系布)等を丸めて作ったタンポで円を描くようにして木目に漆を摺り込みます。
2~3分後、素地表面に漆を残さないようにきれいな布で拭き上げます。

(ハ)乾 燥
漆風呂・室(漆を乾かす場所)で約1~2日かけて乾かします。
漆は、乾燥するために適度な温度と十分な湿度が必要です。ご自宅のバスルーム(お風呂場)を使用するとよいでしょう。
(ニ)研磨工程
漆塗り表面の平滑化と、次に塗る漆との密着度を高めるために#600~#800程度の空研ペパーで木目に沿って軽く研磨します。
研磨後は、乾いた柔らかい布でゴミ等を拭き取ってください。

(ホ)仕上げ塗り工程

(ロ)~(ニ)の工程を2~3回程度、繰り返し行います。
その後、タンポ自体に生漆を染込ませ力を入れず練り込むように円を描きながら摺り込みきれいな布で拭き上げます。
再び、漆風呂(室)に入れ乾燥させます。
乾燥した後は、#1000~#1200の耐水ペパーで水研磨を行います。
最終の仕上げ塗り後に、お好みの色・艶に仕上がれば研磨をせず完成です。

(ヘ)研ぎ工程
(ホ)のままで十分なのですが、より艶を高めたい場合は、(ホ)の工程が終わって4~5日後につの粉に菜種油を混ぜて磨くとよいでしょう。

漆塗り加工製品(天然うるし)

■ 拭き漆納入事例

1.漆とは、漆の木から採取した樹液を精製加工した自然や人体にやさしい天然素材です。
2.拭き漆とは、摺り漆ともいい仕上げの中で最も基本的で、かつ簡単な塗り方の一つです。素材自体の持つ
美しさを十分に引き出す事のできる日本古来の漆仕上げです。
3.漆の特性
・耐水耐湿光伸縮性がある ・自然環境にやさしい ・対酸性薬品に強い ・防腐殺菌効果が高い

◇フローリング材及びフローリング・天井

◇内部塗装

◇温かみのある和室
■ その他漆塗り加工商品
◇ 清水進午作
◇ 衝立 ◇ 樹木の修繕
◇ 車の塗装